アイチコーポレーションは「作業環境創造企業」として、さまざまな作業現場の環境を変えてきました。
中でも代表的な電力・通信・造船・建設・鉄道各業界にもたらした影響・貢献についてご紹介します。

電力業界

それまでの配電工事を一変

穴掘車、建柱車、穴掘建柱車を発売。それまで人力で行っていた建柱作業の作業効率が大幅に向上しました。人が電柱に上って行っていた配電工事も、高所作業車により機械化。それまで最優先の課題であった感電事故を劇的に減少させました。また高所作業車は、高さや作業場所が変えられるため、作業の効率化も飛躍的に高まりました。さらに、電気を止めずに工事を行う「無停電工法」の普及に貢献しました。

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機械化される前は、どの現場でも、人力による作業が中心だった。

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現在では、安全性の向上とコスト低減を実現する作業が高所作業車によって行われている。

通信業界

墜落事故撲滅に貢献

人が電柱に上って行っていた工事を高所作業車により機械化。墜落事故の激減に貢献しました。また、高所作業車導入に合わせて、安全講習や取り扱い説明会といった教育訓練をセットで実施。事故撲滅を推進しました。最近では、バッテリー仕様車の開発により、低騒音化やエコロジー化も実現しています。
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当時は胴網により姿勢を安定させながら行う作業が一般的だった。

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高所作業車により、電柱に上る必要がなくなった。

造船業界

無足場工法を実現

高所作業車により、それまで造船所では常識だった足場を無くしました。現在では、日本だけではなく、世界中において、高所作業車が活躍する無足場工法が活躍する風景が当たり前になっています。足場を組む必要がなくなったことで、工期やコストを大幅に減少させ、さらに、作業中の墜落事故の減少にも貢献しています。
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架設時と解体時に足場を組む作業は大変な時間を必要とした。

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足場を組む必要がなくなり作業効率を大きく向上させた。

建設業界

工期短縮を実現

地盤が悪い建設現場においても、高い技術力で課題を克服し、高所作業車による無足場工法を可能にしました。さらに作業用のエレべーターに載せられるよう、高所作業車を小型化。屋内でも使用できるようになり、作業床を上げたままで走行できることもあって、屋内作業の効率を格段に向上させました。
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「動く足場」として、作業効率アップ。

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フロア間を自由に移動できる小型タイプ。

鉄道業界

作業の機動性をアップ

時間との戦いである鉄道業界。最終列車通過後から始発列車が動き始めるまでと、鉄道工事は時間が限られています。そこで、タイヤ走行と鉄輪走行の両方できる作業車を開発することで、最終列車を見送ったあと、スムーズに作業を開始することが可能に。作業全体の機動性もアップし、より快適な作業環境を創造しています。
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鉄道工事は夜間の限られた時間の中で行わなくてはならない。

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鉄輪走行方式で、作業のスピードアップ。